「おうち英語」のレッスンに行ってみた
自宅から会場まで車でおよそ15分。
生後8ヶ月の娘を連れて、おむつやミルクや毛布などの大荷物を抱えた私はレッスン会場に向かっていました。

会場には0歳から3歳くらいまでの未就園児さんたちがたくさん。
およそ15組くらいはいたでしょうか。
当時、娘は一番月齢が低い方で、まだおすわりができるようになる直前でした。
講師の女性はとても笑顔が素敵で優しそうな人!
レッスンはご挨拶の歌から始まり、母娘でコミュニケーションが取れるような手遊びやワンポイントフレーズなど、毎日の育児にすぐに取り入れられそうな英語が満載。
いち早く英語の童謡を覚えたくなりました。
レッスンを受ける頃にはEテレ先生に教わった歌がかなり歌えるようになっていましたが、「これぞ定番!」という歌から日本ではあまり馴染みのないものまで触れられるようになっていき、レパートリーが増えたことで俄然モチベーションが上がっていきます。
娘はまだなんのこっちゃという反応でしたが、この頃から徐々におすわりができるようになり、週1度のペースで開催されていた6回のレッスンを終える頃にはズリバイができるように(笑)
ちなみにうちの場合は私がせっかく今まで英語を学んできたので娘には自分で英語を教えたいと思っており、その方法が知りたかったのでそれ以上レッスンを継続はしませんでした。
ただ、親子のふれあいツールとしてはとてもいい場ですし「子どもと英語を一緒に学びたい」という意識の高いお母さんばかりでしたからサークルとして通うのもいいと思います。
なにより区の運営ですからお財布にも優しかったですしね(笑)
まだ日本語も英語も関係ない時期
生まれて間もない赤ちゃんの脳はすべての言語を聞き分けると言われています。
当然ですがまだ母国語が定着しておらず、低月齢のうちは母親の話す内容も理解していません。
しかし、そんな赤ちゃんでも声のトーンや話し方の速さで大人の気持ちを感じ取っているます。
研究者によって意見はまちまちですが、言語の音を聞き分けられるのは生後6ヶ月までという説や、10ヶ月までという説。1歳から3歳くらいまで…という説もあります。
確かに0歳代後半で、「日本語と英語を聴き比べることができる」という研究結果もあるそうですが、そこで音に関しての脳の成長が止まってしまうかどうかはわかりません。 英語レッスンに通い始めた当時、娘は8ヶ月でしたがCDやTVや私の声で英語の「音声」だけは聴かせていました。それは、どの説が本当かわからなかったから(笑)
でも、外国語を学ぶにあたり本当に大切なことは「発音」や「音」だけではありません。
周りの大好きな人たちと「触れる」ことがなにより大事です。
それはパパであったりママであったり兄弟や親戚であったりさまざま。
歌を歌ってもらったり手遊びをしたり、絵本を読んでもらったり…
家族が一番近い社会ですから、赤ちゃんにとってはCDよりDVDより嬉しい存在なはずですよね!
本格的に「おうち英語」を学ぶ!
それから私は、いろんな書籍やCDやDVDを買いあさりました。
当時は収入のない専業主婦でしたので、中古品や動画サイトやネット情報にも頼ったりしました。
洋書の絵本もたくさん探しました。
そしてそれは娘に聞かせるためだけでなく、まず私が先に覚えるためでした。
そこでまたまた気づいたこと。
子どもに話しかける簡単なフレーズって、学生時代の教科書には載っていなかったんです!
突然ですが、このフレーズを英語で言えますか?
いかがですか?
「英語は得意よ!」
「おうち英語をやっているわよ!」
という方ならきっとすぐにわかってしまうフレーズばかりですね。
でも、ただ「教科として英語が得意!」という人の中には
「わからない…」
と思った人がいたのでは!?
今はどうかわかりませんが、少なくとも私が中学生の時にはこんな文章は教科書にありませんでした。そして私も、私と同じ世代の多くのママさんと同じように、中学1年生から英語を学び始めていますので、幼少期に英会話教室で習った or 聞いたことがあるということもありません。
つまり、おうち英語に触れるようになるまでこんな表現はできませんでした

と思った人!自覚してるから許して〜
これがまさにおうち英語の楽しいところ!
「へー!こんなふうに言うんだ!」という発見って、大人になってからも意外と楽しいものなんですよね。
大人になってから学ぶ喜びを、子どもを通して「おうち英語」に教わった気がします。
まだまだ珍しい?おうち英語
ちなみに前回の記事の冒頭で、自分のことを「ちょっとだけ普通じゃないママ」と表現しましたが、実は「おうち英語」をやるママさんはとても増えていて、「普通」になりつつあります!
ネットの世界ではおうち英語を実施しているママさんはたくさんいらっしゃり、そのつながりも充実している印象がありますが、現実の世界では(私の周りにも)あまりいらっしゃいません。
それだけほとんどの方が英語への「苦手意識」を未だにお持ちのようなのです。
このブログをきっかけに、たくさんの方に「おうち英語」のヒントが伝われば幸いです!!